名古屋の転職支援プロが教える転職ルール

名古屋で転職支援12年の経験を活かして、他では聞けない名古屋の転職にまつわる話を書いています。

【転職のプロが教える面接の裏話】面接でのNG質問は実は『無い』

名古屋の転職コンサルタントのタカシです。

 

この仕事をしていると、面接のテクニックというか、面接のノウハウを教えてほしいというご要望をいただきます。面接に合格したいという気持ちは理解できるものの、基本的には正解がないものというのは理解してほしいです。なぜなら、面接官がそれぞれ自分の答えを持っているから。そして、答えに合わせをして合格することが目的ではなく、面接の目的はそもそも、自分が入社後活躍し、定着できるかどうか推し量ることが目的なんです。

 

面接に共感できる方はこのままブログをお読みください

 

☆ 目次☆

 

面接では質問の順番が大切

基本的には面接で聞いてはいけない質問はないです。ですが、質問には順番があります。これを間違えると、相手の印象が悪くなります。

 

例えば、ある女性と初デートをするとします。いきなり初デートで相手の性癖を普通は質問しませんよね?

 

・・・

 

ちょっと、例えが悪いですね。でも、そういうことなんですよね。

 

例えば、志望動機では、御社の製品を自分の手で売ってみたく御社を志望しましたと言っておきながら、

 

面接官:何か質問ありますか?

 

と聞かれ、

一発目の質問で、御社では休日出勤や残業はどれくらいありますか?と質問するのは、カッコイイこと言っても、本音は働く環境しか気にしてないじゃん!ということになります。

 

上の例えでいえば、エロいことしか考えていないじゃん!と相手に見透かされてしまいます。

 

そのため、質問は順番が大切になります。質問は、事業内容や仕事内容等の『働く』為に自分が大切にしている必要な情報から質問していきましょう。

 

質問は面接官によって変える

面接官に質問する際には、質問相手を選んで質問しましょう。例えば、日常の仕事の1日流れを教えてくださいと1000名規模の社員がいる社長に質問したとします。どうなるでしょうか?

 

・・・・

 

正解は、多くの社長が何となく、ふわっとした回答するでしょう。話を少しすり替えて、自分の若手時代の話をすることもあるでしょう。そりゃそうです。1社員の1日の仕事の流れは把握しきれていないのが、普通です。

社長に質問するのであれば、『将来のビジョン』や『自社の社員に期待すること』等経営者にしか聞けない質問をしましょう。

そのため、1日の流れは上長になる方に質問するのが正解です。というように、誰にどのような質問をするかまで考えて、質問は準備しましょう。

 

質問は順番と相手を間違わなければ、どんな質問をしてもOK

例えば、残業時間について、どれくらいあるか?という質問も順番を間違えなければ、質問してOKな質問です。これは、経営者、人事、直属上長にそれぞれ質問して問題ありません。

  • 経営者の目線でどう現状をとらえているか?今後はどうしたいと思案しているか?
  • 人事として、改善状況はどうか?今後はどういう取り組みを全社で導入していくか?
  • 現場として、成果を出しながら、生産性を上げるためにどういった点に苦労されているか?

今のこのご時世にこれに真摯に答えられない、言葉に詰まる、場合によっては、この質問に逆切れするよう、不合格となるようあれば、仮に入社しても、早期に退職することになるだけです。それくらい今は取り組みがごく当たり前になってきています。勇気をもって質問しましょう。

 

難しい質問をするときは、セットで事前準備をしておきましょう

そうは言っても、なかなか質問するのには勇気がいります。そこで、私がおススメするのは、今までの自身の経験で、どういう取り組み、成果を出してきたかを伝えたうえで、御社はどうか?という質問をしましょう。

 

例えば、残業時間削減に向けて、前職でメールのテンプレ化を徹底して、メール作成の時間を削減してきたとします。面接では時間削減のためにそういう取り組みをしてきましたが、御社で全社で時短に向けて取り組んでいることはありますか?と質問しましょう。そうすれば、建設的な質問になり、会社だけに依存している姿勢ではないことが伝えられ、主体的に改善できるタイプだというアピールもできます。

まずは自分の取り組み内容を伝えて、面接企業に『御社はどうか?』と質問することで、嫌味なく質問ができます。

 

まとめ

面接での質問は発想の転換が大切で、面接で何を聞いたらダメなんだろう?を考えるのではなく、どのように聞けば、相手が真摯に答えてくれるかを考えて、質問するようにすれば、どんな質問をしても大丈夫です。

大切なスタンスは、採用されることが目的ではなく、入社後に活躍することを前提に置けば、質問もできます。

面接が良き場になることを願っています!

 

名古屋住みの転職コンサルタント タカシ

2019年は①20代ニーズは徐々に減退する、②働き方改革取り組み結果社員が疲弊する会社が増えるでしょう。

名古屋の転職コンサルタントのタカシです。

 

今年も残すところあと、10日余りですね。年末のご挨拶で企業を訪問していると、人手不足感を改めて実感します。そうした際に出てくるのは、AI、自動化、RPA等の省人化のお話です。僕の担当するクライアントではまだ実際に取り組めているのは少数ですが、この波は遠くないことを実感します。

 目次

 

人件費削減がわかりやすいコスト削減であり、更にいうと若手削減。

 特に製造業が多いエリアなので、工場の自動化は特に顕著です。最近、印象的だったのは、海外工場の自動化が特に進んでいる点です。日本より安い労働力で働いているエリアは自動化の影響をあまり受けていないのかと思いきや、逆で自動化を進めているクライアントが複数ありました。より生産コストを下げることが目的です。

 

そのため、わかりやすく生産技術エンジニアのニーズは増えていますが、一方で育てる余裕はないので、年齢が高くても経験がある40代、50代が若手よりニーズが増えています。この状況は是非、売り手市場の新卒の方、学生の方には知っていただきたいニーズです。自動化が進めば、キャリアの浅い若手ニーズは間違いなく今後は減ってくるでしょう。若手が今まで担ってきた特に労働力的な意味合いの仕事は減ってくるからです。

そして、採用難から、今までは組織ピラミッドを考えて、20代の若手あえて採用してきたけど、今後は年齢ではなく、経験があれば、年齢は多少の考慮で問題ないのでは?という意見が現場から増えると考えます。

 

働き方改革で労働者の意識変化がではじめている

労働時間の削減も多くの企業が取り組んでいて、感覚としては逆に取り組んでいない会社の方が少ないくらい。うちはそういうのは取り組んでいないよという会社は、よほど優れている集団か、どうしようもない会社のどちらかでしょう。

 

労働時間の削減にはコスト削減の意味合いもあるけど、それよりも国が法改正をにらんでの企業の動きが顕著です。この取り組み自体は大変良いことだけど、改善できない人・組織長にとっては、より苦しむ方針なので、メンタルで苦しむ方は今後増えるというのが、裏面では出ています。

 

もう一方では、この改革により時間の使い方が変わり、特に求職者は働く価値観が変わり始めている印象があります。特に働きづめで仕事ばかりしてきた方が、時間を使えるようになり、オフの有用性の味を知り、仕事一辺倒の環境からの変化を求める人が増えてきました。特に30代に増えている印象があります。

 

まとめ

何が言いたいかというと、来年以降はこういう変化がでてくると個人的には考えます。

 

  • 20代、若手、未経験のニーズは徐々に減ってくる。
  • 20代の若手募集の求人で魅力的な求人は減ってくる
  • 表層的に改革を進めると、社員は気が付けばいなくなる
  • 経営者が働き方改革の重要性を理解していかないと、次世代リーダーの30代はこぞって抜けていく

 

まだキレイに言語化できていませんが、僕自身も考え方を変えていかなければいけないフェースにきているなと感じます。

 

名古屋住みの転職コンサルタント タカシ

タカシの転職経歴について

名古屋の転職コンサルタントのタカシです。

 

今日はタカシの自己紹介ページです。こんな人間がブログ書いています。

 

☆目次☆

 

 

新卒入社企業での出来事

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配属勤務地の決定

私は社会人になって、とある『7』がつくコンビニエンスストアを運営する本部会社に就職しました。その配属が名古屋だったので、今のタカシが名古屋にいます。ちなみに希望は関東でした。関東出身なんです。北関東ですが・・・。

その経緯としては、こんな感じでした。入社も1か月前に差し掛かった頃、人事から電話をいただきました。

 

人事:タカシ君さー、名古屋は立ち上げエリアなんだけど、名古屋でやってみない?

 

タカシ:立ち上げっすか?面白そうですねー!では、名古屋で!!

 

今振り返ると、この1分ほどの電話で、私の人生は決まりましたwww

 

結果的に、15年以上名古屋に住み続けているので、本当にありがたい電話だったなと思います。裏話をすると、当時まだ名古屋に出店したばかりということもあり、名古屋配属希望の人が目標人数に対して、未達だったそうです。そこで、秋採用で名古屋新卒を採用し、不足分を近隣の静岡にいる人を中心に名古屋異動を打診し、名古屋の新卒同期が集められたそうです笑。

経験内容

キャリアとして、店舗で店員、店長を3年。スーパーバイザー(以下SV)を1年半経験しました。 店長の時は、10年以上前のいまだから言える話ですが、1か月以上の連勤や72時間連続勤務とか、いろいろな経験をしましたwww。当時はそういうのが、まだ残っている時代でした。SVになってからも月3~4日の休みで、朝から晩まで働いていました。

ある時の年末のオーナーさんとの会話です。

 

12月31日

 

タカシ:オーナーさん、今年もお世話になりました!

 

オーナーさん:こちらこそお世話になりました。来年もよろしく!

 

 翌日。

 

1月1日

 

タカシ:あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします!

 

オーナーさん:あけまして、おめでとう。今年もよろしくね。

 

 

ぜんぜん年明けた、雰囲気ないじゃん・・・w

という感じで働いていました。

 

転職理由

一方、プライベートは、26歳の時に結婚をし、27歳の時に第1子が生まれました。子供が生まれて思ったのは、「オレ、何のために結婚したんだっけ?」「子供がいるんだっけ?」でした。

お金は年齢の割には稼いでいるけど、(当時年収600万円弱)家族との時間はないし、それで良いんだったんだっけ?これが転職のきっかけでした。

 

けどね、、、。本当はもう1つ理由があります。

 

実際は、そんなキレイごとだけではなくて、当時ある担当店のオーナーさんが、激高型で、激情型な人ということもあり、その担当がすごい嫌で、、、。せっかくの数少ない休みの時にも電話かかってくるし。自分が強く言えるタイプであれば、問題ないんでしょうが、がーっと来られると、真に受けてしまうタイプなので、だいぶメンタルもまいっていて、これも転職の大きな理由でした。

 

そう、逃げの転職だったんですよね。そんなことは転職理由では言えない話ですが、本音はここでした。

私の転職活動スタートはこんな感じでした。

 

転職活動のスタート

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業界選びポイント

ということで、転職活動をはじめました。

転職の軸としては、SVとして、店舗経営の支援をしていたので、『ヒト、モノ、カネ、ジョウホウ』に興味持っていて、その中で、一番そうはいっても大切なのは『ヒト』でしょー!と思っていたので、人材業界を志望することにしました。単純すぎへんっ!?と思うけど、人材系を希望される方はそういう方が多い気がします。

 

その中で、人材紹介というビジネスがあることを知り、サービス利用したこともないのに、人材紹介業界にいくと決めました。人の人生の一端に介在できるのってイイなと思ったんです。今思うと、ちゃんともっと下調べして行けよとちょっと自分自身に呆れています、、、。

 

後、職業以外に3つ決めていたことがあります。

大手はいかない

前に在籍していた『7』がつくコンビニの会社は、当時社員数5000名の会社でした。(※実は合わせてすごいのは、その当時それだけ社員がいるのに全社平均年齢が20代だったんですよね。新卒を300人採用していました。)

ただ、それだけ人数が多くいると、正直歯車の1つでしかなかったという点が一つありました。私は出世が遅かったのですが、それは店舗出店が多く、店舗運営の人出が足らず、店舗の回された経験が長かった経緯があります。

あとは、ほんとにお恥ずかしい話なのですが、取引先は我々がお客様なので、持ち上げてくれるのですが、それを自分の実力と勘違いしていて、取引先を20代の若造のわたしが、偉そうに対応していた時期がありました。

この2つの経験で、自分の成長を考えた場合に、大手ではなく、中小、ベンチャーで働くことで、自分の実力が身に着けられると考えました。

転勤がない企業

次に転勤がない企業が良いと考えていました。理由は子供に親の都合で転勤はさせたくなかったから。自分は親の転勤のおかげで、環境が変わることで救われた部分があって、今の自分があるので感謝しているのですが、子供には地元で育って、地元の仲間とコミュニティを大切にしてほしいという想いが強かったので、転勤がない企業を選んでました。そういった意味では上記の中小ベンチャーの選択と方向性は一緒でした。

基本土日休み

あとは、休み。休みが少なかった反動ですね。店長の時に、とある大きな公園前の店舗を担当していたのですが、土日は家族連れであふれて、忙しい思いをしたのを根に持っていて鮮明に覚えていて、おれも土日休みたい!!!っていう気持ちが強く、土日休みを選択しました。

その点では、人材紹介の営業は法人営業も行うので、土日休みだし、愛知本社で人材紹介を地元に対して行っている企業にターゲットを絞り、転職活動をしました。

 

希望を満たすために選んだリスク

年収ダウン

最終的に今の会社にお世話になることにしたんですが、年収は200万円以上下げました。当時、子供が生まれて、4か月。当時の僕に言いたい。

 

『おまえ、バカだろ!!』

 

でもこのバカな判断があったから、今の僕があるんですよね。それを認めてくれた奥様にも感謝。ただ、実際はそのあと、リーマンショックが起きて、それ以上に年収が下がったのは、ここだけの話ですwww。

 

 おススメはしませんが、年収を下げれば、自分のやれることの可能性は広がるんですよね。

 

いざ、面接時に苦労したことf:id:kaneko_gen:20160921071020j:plain

店長、SVの仕事は営業として認められない

これ、結構衝撃でした。小売流通は現場が営業。だから、営業職に転職するのは容易と考えていました。けど、基本、小売流通は受け身の営業。営業会社では営業としては認めていただけないんですよね。だから、面接でも何かかみ合わない。けど、何が違うのか、わからなかったんです。この点をアドバイスいただける人がそばにいればと今は思っています。

逃げの転職であることが面接でバレる

当時は、自分一人で転職活動していたので、アドバイスしてくれた人はいません。そんな状況で面接が上手くいかなかったんですよね。それもそのはずで、客観的に年収200万下げてまで、転職するっていうのは、よっぽどの理由ですよね。しかも子供生まれたばかりだし。何か他に理由があるのは容易に想像がつきます。

そう、今の仕事を逃げたいんだろうなというのが、面接官に伝わっていたんですよね。そのため、面接は6社くらい1次面接で落ちました。

あったらいいなの転職エージェント

今思えば、こういう時に転職エージェントがそばにいたら、違っただろうなと思います。フィードバックがなかなかもらえないと改善ポイントがわからないですもんね。ということで、私は改善がなされないまま、転職活動は続いて行くのでした。

そういった中で、求人広告でみつけた、名古屋本社のベンチャー企業で、人材紹介の立ち上げメンバーの募集でした。

 

転ご縁いただいた今の会社

捨てる神がいれば、拾う神ありとはよく言ったもので、改善はできていませんでしたが、今の会社は僕を採用してくれました。今思うと「そんな採用基準の会社で大丈夫か?」という気もしますが、採用のポイントは企業理念への共感でした。そして、転職先が決まりました。

 

転職から「いま」

 そういったご縁があって、早12年目。今もこの会社で転職コンサルタントとして働いています。この間、リーマンショックが起こり、メンバーが私1人になったり、マネージャーに昇格したり、仲間も増え、紆余曲折を経て、今があります。

その間、ずっと名古屋で働いてました。名古屋の企業とずっと接してきました。名古屋で転職したい人とずっと対峙してきました。そんな私、タカシがこのブログサイトは運営しています。10年以上この地区で現場の第一線で勝負し続けてきたからこそお伝えできることが多いと自負してます。

ご興味いただけた方は是非、ほかのページもご覧ください。

 

 

それでは、では。

【経営者、採用担当者向け】名古屋で20代を採用するには、選考日にちを変えるだけで成功できる

名古屋の転職コンサルタントのタカシです。

 

私のブログ、今まで求職者に向けた発信をしていたんですが、考えてみれば、企業向けに発信する視点を考えていなかったんですが、今後は企業側に対する発信もしていきたいと思います。

 目次

 

20代の優秀層を名古屋で採用しよう

 企業の採用の目的は1つ。優秀な人材を採用し、自社で活躍してもらうことですよね。一方、採用現場では、なかなか優秀な人材が採用できない。そもそも採用したい人材に会えないというお話があります。更に、新卒採用も難しくなっている採用環境なので、組織の年齢構成を考えると、20代を採用したいというニーズも多くいただきます。

 

しかし、現実には、20代が応募に来ない、応募は40歳以上が多い。面接に来ても魅力的な人に会えないというケースが多いかと思います。そこで、このブログでは20代を採用するために必要なことをお教えします。

 

20代の置かれている環境を知ろう

まずは採用する相手を知らなければ、採用できるはずがありません。そこで、20代の社員が置かれている環境を考えていきましょう。

 

1、日中に面接時間を作るのは難しい

 これは盲点だったのですが、今の20代は会社から予定ががんじがらめになっているケースが多いです。そもそも仕事を主体的に進めることは少なく、上司の指示、監視下等で動いているケースも多いので、仕事中に抜け出すことは難しいです。内勤はもちろん、営業であっても様々なスマホはじめ、情報端末がありますので、行動履歴を管理されていたり、自由な時間は少ないケースが多いです。行動もKPIで管理されていると、仕事アポの後に喫茶店でお茶することすら一苦労という事実。

 

また、これだけ働き方改革を求められると仕事の質も重視されています。そのため、面接時間を作ることで、自分の仕事にも支障がある時代です。そのため、面接を日中行うことはそもそも難しいのです。

 

2、親近感に好感、知らないに不信感

様々な商品のプレビュー内容が評価され、且つ、口コミが影響力を与える時代です。企業の評価も一緒です。転職会議等の口コミサイトでの評価は見ている前提で考えましょう。特にネガティブ情報は不信感をあおっています。口頭ではあまり気にしていないと言いますが、実際はずっと気にしています。一方、知人の紹介、友人のおススメ等近い距離間の人の情報は、絶対的に信頼する傾向が強いです。先日も転職相談に乗っていた求職者と数回面談を重ねて、応募する企業を志向に合わせて、優先順位をつけていて、いざ応募というフェーズで急に友人の紹介で知り合った企業に転職を決めましたと連絡をもらいました。僕の時間は何だったんだと思いましたが、身近な人の情報に比較すると、当たり前ですが、数回会ったくらいでは関係性はつくれない前提で考えた方が良いです。

 

会うための面接設定、懸念点をつぶす面接内容を組もう

1、面接日時は土日にしよう

面接に行く意欲があるなら、面接時間を作るのは当たり前という発想もありますが、あなたの企業が第1希望ではない限り、時間を作ることは20代の方にとっては、上記の通り、相当ハードルが高いです。今の景況感であれば、応募ハードルを下げる必要があるので、できれば土日開催にしましょう。業界によっては土曜日・祝日出勤の業界もありますので、ベターは日曜日です。平日夜という発想もありますが、自分でスケジュール調整しにくい20代は夜も、当日になってみないとわからないというケースが多いので敬遠されがちです。

 

最近、私が支援した求職者の方で、建築系の施工管理をしている20代中盤の方がいました。施工管理は数ある求人の中でも最難関採用職種です。その方は工事現場付で働いているので、土曜日も仕事、夜も業務の時間が読みにくいという状況でした。休みは日曜のみ。そのため、私の面談も日曜日に行いました。面談後、興味もっていただいたいくつかの企業の選考を進めることになったのですが、成否をわけたのは、面接日程日でした。応募する5社のうち、3社は多くの会社は働き方改革の影響や現場が休日出勤を嫌がり、土日の選考は一切受け付けてくれませんでした。是非、採用したい方だと書類選考では言っていただいていたにも関わらずです。

 

一方、優秀な方に会えるのであればと、日曜面接を快く受けていただいた企業の2社は選考に進みました。そして、彼は最終的に3回選考全てを日曜日に設定していただいた企業に内定を決めました。もちろん、面接日はきっかけでしかなく、転職者は企業に魅力を感じて、納得度も高く、入社を決めたのですが、上記3社については、休みを設定していないことが理由でそもそも採用したいターゲットに会うことすらできませんでした。

 

2、改善過程である事実を伝え、フォローする

 まずは自社の評価を知っておきましょう。受け止めにくいこと、事実と異なることも多く書いてあります。ですが、事実はどうであれ、求職者はそれを見て、面接に来ています。そのため、その評判のカウンターは面接で用意しておきましょう。この時のポイントは質問されたら返すのではなく、話を積極的にこちらから振って、ネットではこう書いてあるけど、実際はこうだよ!という話をオープンにするようにしましょう。求職者はネガティブな質問して印象を悪くなることを避けるため、普通は質問してきません。

 

もう一つのポイントは変化した実績を伝える必要はありません。変化の過程、課題に向き合っている事実、取り組み始めたことを伝えることでその疑念は払しょくできます。例えば、残業が100時間当たり前とコメントがあったとして、それに対する回答として、会社として全社で改善に取り組んでいる最中で、ゼロにはまだ正直なれていないけど、例えば、業務量を減らすために会議や資料減らして、残業時間が45時間までは減らすことが出来ていますという変化の事実を伝えることが大切です。その意思、変化、実態に対して求職者は共感していただけます。

 

 

まとめ

  • 面接は平日日中よりも、土日で実施しましょう
  • 口コミサイト対策は、変化の事実をこちらから説明しましょう

 

 もちろん、採用力は待遇、環境、立地等複合的な要素で決まりますが、いきなり会社の待遇は変えられません。まずはできることから、取り組んで20代の若手層を採用する努力をしていただくことが大切ですね。

 

名古屋住みの転職コンサルタント タカシ

【転職のプロが教える面接の裏話】派遣社員やアルバイトの人が正社員になれない面接NGワードを教えます!

名古屋の転職コンサルタントのタカシです。

 

面接対策シリーズ。今日は面接のNGワードについて書いていきます。突然ですが、こんな回答をしている方はいませんか?

 

面接での答え

 

面接で、志望理由や正社員になりたい理由を「安定したいから」と答えている方はなかなか採用されません。

 

派遣社員やアルバイトから正社員にキャリアアップしたい方は多いと思います。このご時世、仕事を選ばなければ正社員にはなれますが、人気のある正社員は倍率も高いです。なかなか採用されず、心が折れかけている方も多いのではないでしょうか?今回は面接でなぜ「安定したいから」と答えてはいけないかについて書いていきます。

 

企業が面接で聞きたいのはあなたの希望ではなく、正社員として貢献してくれるかどうか

 

 正社員になりたいという希望は大体の面接官が聞かなくても、わかっていることです。つまり、その意思はあえて言葉に出さなくても伝わっています。面接で企業が聞きたいホンネは、言葉を選ばず言うと、「あなたを正社員として雇う価値のある人ですか?」ということです。つまり、どれだけ貢献してくれるかを知りたがっています。実はこのことを分かっていない方が多いです。では、どのようなアピールをすればよいのでしょうか?

 

求められているのは、正社員としての自覚や責任感

 

 何度もお伝えしますが、正社員になりたい意欲のアピールは必要ありません。そもそも、なぜ企業はアルバイトではなく、正社員を雇用するのでしょうか?それは責任感を持って、主体的に進める仕事を任せたいからです。誰でもいつでもやれる仕事や決まった定型業務であれば、アルバイトや派遣社員で構いません。正社員の方には、言われたことをやることはもちろん、仕事を進めるうえで、主体的考えて、期限に対して、最大限努力する方に仕事を任せたいのです。 そういった自覚や責任感がある方を正社員として迎え入れたいのです。では、自覚や責任感はどうやって伝えるのでしょうか?

 

 

今までの経験エピソードを伝えよう

 

ここでのポイントは意欲ではなく、仕事への取り組み姿勢や取り組んだ内容です。例えば、正社員の方と同じ仕事をしており、評価も正社員の方より高かったとか、具体的には言われたこと以上のことを必ず行ってきたとか、期限より1日前にいつも仕事を終わらしていたとか、仕事をやりきるために、時には遅くまで働いて、責任を果たしたとか、そういった取り組み姿勢を伝えるようにしましょう。 このエピソードは具体的であれば、あるほどアピールできます。相手はあなたの仕事環境をしりません。どういう部署、どういう流れで仕事が振られる?、仕事を進めるうえで注意すべきことは?等をこまかく伝えるようにしましょう。

 

まとめ

 正社員以上に頑張ってきた自負がある方は、正社員としてキャリアアップして転職される方が多いです。自分のやってきたことを自信をもって、アピールしましょう!

 

名古屋住みの転職コンサルタント タカシ

【転職のプロが教える面接の裏話】新卒採用の面接と、中途採用の面接の違いを教えます!

名古屋の転職コンサルタントのタカシです。

 

今日の面接対策は新卒採用と中途採用の面接の違いについてです。この疑問を持つ方は中途採用の選考者がほとんどだとは思います。

 

新卒採用と中途採用の違いが気になる人はこんな人

 

おそらくこのブログを読んでいる方は、恐らくこんな課題を持っているのではないでしょうか?

  • 中途採用の面接は初めてなので、不安。
  • 新卒採用からだいぶ時間も経っているので、面接の仕方を忘れてしまった。
  • 面接がそもそも苦手、、、

 

答えは一言で言えば、“新卒採用はポテンシャル採用”であるのに対して、“中途採用は経験者採用”です。つまり、新卒採用は自分の伸びしろをアピールすることが大切ですが、中途採用は自分の社会人の経験をアピールすることが大切です。そう、つまり、社会人としての積んだ経験、身に付けたスキルを企業が評価してくれるか、否かの判断になります。そして、それを踏まえた上で、転職先企業で活躍いただけるイメージを持たせられるか?がポイントです。

 

中途採用で必ず聞かれる3つの質問

 

では、具体的にはどのように面接は進むのでしょうか? 基本的には聞かれる質問は3つです。

  • 転職理由
  • 今までの経験
  • 自己PR   

転職理由は、自社に入社したことに同じことが起こる可能性があるかどうか?再現性があるかどうかを見ています。再現性があるのであれば、同じ理由で退職してしまいますので、企業は敬遠します。後は、自責か他責かも見極めています。他責にする場合、自社に入社しても同じことが起こる可能性がある確率は高くなるので、企業は慎重に判断します。

 

今までの経験は、このブログの肝である、社会人としての経験です。5W1Hを元に、いつ、どのような環境で、どのような場所で、誰と、何を行い、どういった成果を上げたかを聞き、その人のスキルを図ります。そのため、面接の際には自分の今までの仕事の振り返りを改めて時系列でしておく、必要があります。その際、併せて、自分のその時の心情、具体的に取り組んだ内容のエピソード、成果等をまとめて整理しておくことが必要です。

 

自己PRは、今までの経験と近しいですが、経験の中で、自分が自信をもって、取り組めたこと、もう少し言えば、応募先企業で活かせることを伝えましょう。そのためには、企業のことを事前に知っておく、事前準備、自分の特徴が活かせる部分が何かを仮説を持っておくことが大切です。例えば、20代の若い社員が多い会社で、急成長している企業であれば、その若手社員を引っ張っていけるリーダーシップやマネジメント経験を求めています。そのため、自身のリーダー、マネジメント経験をアピールすることが大切です。

 

私はこの3つが基本的に準備できてれば、他には準備は必要ないと思っています。ただ、質問は3つが1つになったり、順番が異なることが多いので、丸暗記という形は辞めましょう!あくまで、自分の経験の棚卸を言語化しておくことにしましょう。 

 

 

まとめ

 

「好きです」という言葉は誰でも言えますが、好きだからこそ、これだけ時間かけて準備しました、考えましたの方が、想いは間違いなく伝わります。皆さんもそういう面接準備を是非していただきたいと思います。面接は緊張しますが、相手を見極めてやるくらいのスタンスで臨みましょう!

 

 

 

名古屋住みの転職コンサルタント タカシ

【転職のプロが教える面接の裏話】志望動機は「なぜ、うちを応募したの?」ではなく、「何か質問がありますか?」でアピールしよう!

名古屋の転職コンサルタントのタカシです。

 

今日の面接対策は志望動機のアピール方法についてです。答えを先にお伝えすると、志望動機は実はあまり重要ではなく、面接最後によく聞かれる「何か質問ありますか?」の返答で志望動機を企業は量っています。どういうことかについて、このブログでは回答していきます。

 

志望動機と作ることに必要以上に縛られない

 

おそらくこのブログを読んでいる方は、恐らくこんな課題を持っているのではないでしょうか?

  • 志望動機がHPの情報程度のことしか言えない。
  • 他社と似たような志望動機になってしまう。
  • 志納動機が他の会社でも当てはまることを言ってしまう。
  • そもそも志望度が高くないので、どのようにこの質問をかわそうか考えている

 

オリジナリティのある志望動機を回答を作るためにはどうしたらよいか?ということに苦労している方も多くお見受けします。私は志望動機は面接では、あまり気にしなくて良いと考えています。それはなぜか?そもそもで言うと、この採用難のご時世では、志望動機の優先順位は下がっているように思います。なぜなら、企業が選べるほど候補人材は少ないからです。志望動機を強く求める=殿様のような状況になってしまうので、それでは人が集まらない時代です。もちろん、超大手や人気企業であれば、そうはいかないかもしれませんが、志望動機よりも面接の会話の中で選考企業に、興味があった場合に、興味がある旨を示す方が重要だと考えます。それが面接での最後の質問「何か質問ありますか?」です。

 

志望動機を伝えるよりも自分の判断軸を伝えることがポイント

 

この時代でも、たまに志望動機を強く要望してくる企業があります。対処方法としては、応募業界が決まっている場合は、応募業界のことを伝えて、その中で選ぶようにしていますと正直に伝えれば良いと思います。業界すら絞っていなければ、そのことを伝えればよいでしょう。ただ、その際に併せて、自分が選ぶ軸を伝えておくとよいと考えます。例えば、一緒に働く人とか、直属の上司とか、就業環境とか、理念への共感とか軸をセットで伝えることが大切です。あくまで自分も選ぶ立場であることを意識することが大切です。

 

ただ、憶えておいてほしいのは、最低限の礼儀として、企業のことを下調べておく事前準備は必ずしましょう。事業内容等をHPで確認するのはもちろん、競合はどこらへんか、競合とはどこが違うのか?沿革は?組織図は?沿革では企業の生い立ちで、企業風土の片鱗が見えます。例えば、新しい商品を派生して出し続けているとか,尖った商品が圧倒的に強いとか、一族経営とか、組織図は会社の力を入れている、力がある組織がどこかわかります。それにより、入社後の自分の部署の立ち位置もわかる場合があります。相手は自分の為に時間を作ってくれています。そのことはくれぐれも念頭に入れておきましょう。

 

話は少しそれますが、同じように企業側も事前に準備しておいてほしいですよね。面接で初めてレジュメを見る面接とかありますが、個人的にはこの会社イケてないわと思ってしまいますwww

 

最後の質問は、相手に興味があるということの裏返し

 

さて面接が進み、企業側からも企業説明や特徴等を説明してもらい、自身の今までの経歴やアピールポイント等を伝えて、面接も終盤。「では、最後に何か聞きたいことはありますか?」と聞かれます。一番やってはいけないのは、面接中盤で色々と相手が話してくれて、疑問に思っていたことが解消されてしまい、「色々と聞けて、質問も解消されたので、質問は大丈夫です」という回答です。興味ある企業に対しては、質問は絶対必要です。質問の内容、数が相手に対する興味の表れだからです。

 

例えば、合コンで興味ある相手には、色々と話しかけますよね?逆にこいつないわ、、、という人には、積極的に質問はしないですし、回答も投げやりになると思います。そう、人は興味ある相手には、質問を積極的にするものです。つまり、最後の質問で質問しない人は、その会社に興味ないですよと残念なアピールしているようなものです。けど、質問は途中で全部回答できましたという場合はどうすればよいのですか?という質問も受けますが、その場合は、更に深い質問をすれば、良いのです。例えば、「御社の風土は?」という質問をしようとしていた時に、自社の風土は途中で回答を受けたとします。その場合、例えば、「風土づくりの為に会社として意識していることは?」とか、「今後風土で進化させていきたい部分はありますか?」等の更に踏み込んだ質問をすることがベターです。

 

それが、難しいという場合は、私は質問を10個以上用意するようにアドバイスします。だいたい2,3個は皆さん用意しますが、だいだい途中で質問の答えは面接でももらえますので、絶対質問がなくならない10個を用意するようにしましょう。

 

最初の質問内容がその人の本音

 

実際に企業からの面接フィードバックで伺う話です。志望動機では社風と、一緒に働く人で会社を選んでいるという方が、最後の質問では、給料と、残業時間の質問しかしなかったそうです。何が言いたいかというと、、、そうです、この方は実は社風や一緒に働く仲間のことよりも、給料と残業で企業を選んでいるのです。それが悪いわけではありませんし、大切な判断材料ですが、本音がわかりやすすぎますwww

 

面接では自分の発言の言動一致は必ず心がけましょう。 

ですので、面接では自分が大切にしている内容を質問するようにしましょう。

 

 

まとめ

 

「好きです」という言葉は誰でも言えますが、好きだからこそ、これだけ時間かけて準備しました、考えましたの方が想いは間違いなく伝わります。皆さんもそういう面接準備を是非して、是非質問で企業に「この人と一緒に働いていきたい!」と思われるようにしましょう。

 

名古屋住みの転職コンサルタント タカシ