2019年は①20代ニーズは徐々に減退する、②働き方改革取り組み結果社員が疲弊する会社が増えるでしょう。
名古屋の転職コンサルタントのタカシです。
今年も残すところあと、10日余りですね。年末のご挨拶で企業を訪問していると、人手不足感を改めて実感します。そうした際に出てくるのは、AI、自動化、RPA等の省人化のお話です。僕の担当するクライアントではまだ実際に取り組めているのは少数ですが、この波は遠くないことを実感します。
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人件費削減がわかりやすいコスト削減であり、更にいうと若手削減。
特に製造業が多いエリアなので、工場の自動化は特に顕著です。最近、印象的だったのは、海外工場の自動化が特に進んでいる点です。日本より安い労働力で働いているエリアは自動化の影響をあまり受けていないのかと思いきや、逆で自動化を進めているクライアントが複数ありました。より生産コストを下げることが目的です。
そのため、わかりやすく生産技術エンジニアのニーズは増えていますが、一方で育てる余裕はないので、年齢が高くても経験がある40代、50代が若手よりニーズが増えています。この状況は是非、売り手市場の新卒の方、学生の方には知っていただきたいニーズです。自動化が進めば、キャリアの浅い若手ニーズは間違いなく今後は減ってくるでしょう。若手が今まで担ってきた特に労働力的な意味合いの仕事は減ってくるからです。
そして、採用難から、今までは組織ピラミッドを考えて、20代の若手あえて採用してきたけど、今後は年齢ではなく、経験があれば、年齢は多少の考慮で問題ないのでは?という意見が現場から増えると考えます。
働き方改革で労働者の意識変化がではじめている
労働時間の削減も多くの企業が取り組んでいて、感覚としては逆に取り組んでいない会社の方が少ないくらい。うちはそういうのは取り組んでいないよという会社は、よほど優れている集団か、どうしようもない会社のどちらかでしょう。
労働時間の削減にはコスト削減の意味合いもあるけど、それよりも国が法改正をにらんでの企業の動きが顕著です。この取り組み自体は大変良いことだけど、改善できない人・組織長にとっては、より苦しむ方針なので、メンタルで苦しむ方は今後増えるというのが、裏面では出ています。
もう一方では、この改革により時間の使い方が変わり、特に求職者は働く価値観が変わり始めている印象があります。特に働きづめで仕事ばかりしてきた方が、時間を使えるようになり、オフの有用性の味を知り、仕事一辺倒の環境からの変化を求める人が増えてきました。特に30代に増えている印象があります。
まとめ
何が言いたいかというと、来年以降はこういう変化がでてくると個人的には考えます。
- 20代、若手、未経験のニーズは徐々に減ってくる。
- 20代の若手募集の求人で魅力的な求人は減ってくる
- 表層的に改革を進めると、社員は気が付けばいなくなる
- 経営者が働き方改革の重要性を理解していかないと、次世代リーダーの30代はこぞって抜けていく
まだキレイに言語化できていませんが、僕自身も考え方を変えていかなければいけないフェースにきているなと感じます。
名古屋住みの転職コンサルタント タカシ