名古屋の転職支援プロが教える転職ルール

名古屋で転職支援12年の経験を活かして、他では聞けない名古屋の転職にまつわる話を書いています。

【転職のプロが教える面接の裏話】面接でのNG質問は実は『無い』

名古屋の転職コンサルタントのタカシです。

 

この仕事をしていると、面接のテクニックというか、面接のノウハウを教えてほしいというご要望をいただきます。面接に合格したいという気持ちは理解できるものの、基本的には正解がないものというのは理解してほしいです。なぜなら、面接官がそれぞれ自分の答えを持っているから。そして、答えに合わせをして合格することが目的ではなく、面接の目的はそもそも、自分が入社後活躍し、定着できるかどうか推し量ることが目的なんです。

 

面接に共感できる方はこのままブログをお読みください

 

☆ 目次☆

 

面接では質問の順番が大切

基本的には面接で聞いてはいけない質問はないです。ですが、質問には順番があります。これを間違えると、相手の印象が悪くなります。

 

例えば、ある女性と初デートをするとします。いきなり初デートで相手の性癖を普通は質問しませんよね?

 

・・・

 

ちょっと、例えが悪いですね。でも、そういうことなんですよね。

 

例えば、志望動機では、御社の製品を自分の手で売ってみたく御社を志望しましたと言っておきながら、

 

面接官:何か質問ありますか?

 

と聞かれ、

一発目の質問で、御社では休日出勤や残業はどれくらいありますか?と質問するのは、カッコイイこと言っても、本音は働く環境しか気にしてないじゃん!ということになります。

 

上の例えでいえば、エロいことしか考えていないじゃん!と相手に見透かされてしまいます。

 

そのため、質問は順番が大切になります。質問は、事業内容や仕事内容等の『働く』為に自分が大切にしている必要な情報から質問していきましょう。

 

質問は面接官によって変える

面接官に質問する際には、質問相手を選んで質問しましょう。例えば、日常の仕事の1日流れを教えてくださいと1000名規模の社員がいる社長に質問したとします。どうなるでしょうか?

 

・・・・

 

正解は、多くの社長が何となく、ふわっとした回答するでしょう。話を少しすり替えて、自分の若手時代の話をすることもあるでしょう。そりゃそうです。1社員の1日の仕事の流れは把握しきれていないのが、普通です。

社長に質問するのであれば、『将来のビジョン』や『自社の社員に期待すること』等経営者にしか聞けない質問をしましょう。

そのため、1日の流れは上長になる方に質問するのが正解です。というように、誰にどのような質問をするかまで考えて、質問は準備しましょう。

 

質問は順番と相手を間違わなければ、どんな質問をしてもOK

例えば、残業時間について、どれくらいあるか?という質問も順番を間違えなければ、質問してOKな質問です。これは、経営者、人事、直属上長にそれぞれ質問して問題ありません。

  • 経営者の目線でどう現状をとらえているか?今後はどうしたいと思案しているか?
  • 人事として、改善状況はどうか?今後はどういう取り組みを全社で導入していくか?
  • 現場として、成果を出しながら、生産性を上げるためにどういった点に苦労されているか?

今のこのご時世にこれに真摯に答えられない、言葉に詰まる、場合によっては、この質問に逆切れするよう、不合格となるようあれば、仮に入社しても、早期に退職することになるだけです。それくらい今は取り組みがごく当たり前になってきています。勇気をもって質問しましょう。

 

難しい質問をするときは、セットで事前準備をしておきましょう

そうは言っても、なかなか質問するのには勇気がいります。そこで、私がおススメするのは、今までの自身の経験で、どういう取り組み、成果を出してきたかを伝えたうえで、御社はどうか?という質問をしましょう。

 

例えば、残業時間削減に向けて、前職でメールのテンプレ化を徹底して、メール作成の時間を削減してきたとします。面接では時間削減のためにそういう取り組みをしてきましたが、御社で全社で時短に向けて取り組んでいることはありますか?と質問しましょう。そうすれば、建設的な質問になり、会社だけに依存している姿勢ではないことが伝えられ、主体的に改善できるタイプだというアピールもできます。

まずは自分の取り組み内容を伝えて、面接企業に『御社はどうか?』と質問することで、嫌味なく質問ができます。

 

まとめ

面接での質問は発想の転換が大切で、面接で何を聞いたらダメなんだろう?を考えるのではなく、どのように聞けば、相手が真摯に答えてくれるかを考えて、質問するようにすれば、どんな質問をしても大丈夫です。

大切なスタンスは、採用されることが目的ではなく、入社後に活躍することを前提に置けば、質問もできます。

面接が良き場になることを願っています!

 

名古屋住みの転職コンサルタント タカシ