名古屋の転職支援プロが教える転職ルール

名古屋で転職支援12年の経験を活かして、他では聞けない名古屋の転職にまつわる話を書いています。

【転職のプロが教える面接の裏話】志望動機は「なぜ、うちを応募したの?」ではなく、「何か質問がありますか?」でアピールしよう!

名古屋の転職コンサルタントのタカシです。

 

今日の面接対策は志望動機のアピール方法についてです。答えを先にお伝えすると、志望動機は実はあまり重要ではなく、面接最後によく聞かれる「何か質問ありますか?」の返答で志望動機を企業は量っています。どういうことかについて、このブログでは回答していきます。

 

志望動機と作ることに必要以上に縛られない

 

おそらくこのブログを読んでいる方は、恐らくこんな課題を持っているのではないでしょうか?

  • 志望動機がHPの情報程度のことしか言えない。
  • 他社と似たような志望動機になってしまう。
  • 志納動機が他の会社でも当てはまることを言ってしまう。
  • そもそも志望度が高くないので、どのようにこの質問をかわそうか考えている

 

オリジナリティのある志望動機を回答を作るためにはどうしたらよいか?ということに苦労している方も多くお見受けします。私は志望動機は面接では、あまり気にしなくて良いと考えています。それはなぜか?そもそもで言うと、この採用難のご時世では、志望動機の優先順位は下がっているように思います。なぜなら、企業が選べるほど候補人材は少ないからです。志望動機を強く求める=殿様のような状況になってしまうので、それでは人が集まらない時代です。もちろん、超大手や人気企業であれば、そうはいかないかもしれませんが、志望動機よりも面接の会話の中で選考企業に、興味があった場合に、興味がある旨を示す方が重要だと考えます。それが面接での最後の質問「何か質問ありますか?」です。

 

志望動機を伝えるよりも自分の判断軸を伝えることがポイント

 

この時代でも、たまに志望動機を強く要望してくる企業があります。対処方法としては、応募業界が決まっている場合は、応募業界のことを伝えて、その中で選ぶようにしていますと正直に伝えれば良いと思います。業界すら絞っていなければ、そのことを伝えればよいでしょう。ただ、その際に併せて、自分が選ぶ軸を伝えておくとよいと考えます。例えば、一緒に働く人とか、直属の上司とか、就業環境とか、理念への共感とか軸をセットで伝えることが大切です。あくまで自分も選ぶ立場であることを意識することが大切です。

 

ただ、憶えておいてほしいのは、最低限の礼儀として、企業のことを下調べておく事前準備は必ずしましょう。事業内容等をHPで確認するのはもちろん、競合はどこらへんか、競合とはどこが違うのか?沿革は?組織図は?沿革では企業の生い立ちで、企業風土の片鱗が見えます。例えば、新しい商品を派生して出し続けているとか,尖った商品が圧倒的に強いとか、一族経営とか、組織図は会社の力を入れている、力がある組織がどこかわかります。それにより、入社後の自分の部署の立ち位置もわかる場合があります。相手は自分の為に時間を作ってくれています。そのことはくれぐれも念頭に入れておきましょう。

 

話は少しそれますが、同じように企業側も事前に準備しておいてほしいですよね。面接で初めてレジュメを見る面接とかありますが、個人的にはこの会社イケてないわと思ってしまいますwww

 

最後の質問は、相手に興味があるということの裏返し

 

さて面接が進み、企業側からも企業説明や特徴等を説明してもらい、自身の今までの経歴やアピールポイント等を伝えて、面接も終盤。「では、最後に何か聞きたいことはありますか?」と聞かれます。一番やってはいけないのは、面接中盤で色々と相手が話してくれて、疑問に思っていたことが解消されてしまい、「色々と聞けて、質問も解消されたので、質問は大丈夫です」という回答です。興味ある企業に対しては、質問は絶対必要です。質問の内容、数が相手に対する興味の表れだからです。

 

例えば、合コンで興味ある相手には、色々と話しかけますよね?逆にこいつないわ、、、という人には、積極的に質問はしないですし、回答も投げやりになると思います。そう、人は興味ある相手には、質問を積極的にするものです。つまり、最後の質問で質問しない人は、その会社に興味ないですよと残念なアピールしているようなものです。けど、質問は途中で全部回答できましたという場合はどうすればよいのですか?という質問も受けますが、その場合は、更に深い質問をすれば、良いのです。例えば、「御社の風土は?」という質問をしようとしていた時に、自社の風土は途中で回答を受けたとします。その場合、例えば、「風土づくりの為に会社として意識していることは?」とか、「今後風土で進化させていきたい部分はありますか?」等の更に踏み込んだ質問をすることがベターです。

 

それが、難しいという場合は、私は質問を10個以上用意するようにアドバイスします。だいたい2,3個は皆さん用意しますが、だいだい途中で質問の答えは面接でももらえますので、絶対質問がなくならない10個を用意するようにしましょう。

 

最初の質問内容がその人の本音

 

実際に企業からの面接フィードバックで伺う話です。志望動機では社風と、一緒に働く人で会社を選んでいるという方が、最後の質問では、給料と、残業時間の質問しかしなかったそうです。何が言いたいかというと、、、そうです、この方は実は社風や一緒に働く仲間のことよりも、給料と残業で企業を選んでいるのです。それが悪いわけではありませんし、大切な判断材料ですが、本音がわかりやすすぎますwww

 

面接では自分の発言の言動一致は必ず心がけましょう。 

ですので、面接では自分が大切にしている内容を質問するようにしましょう。

 

 

まとめ

 

「好きです」という言葉は誰でも言えますが、好きだからこそ、これだけ時間かけて準備しました、考えましたの方が想いは間違いなく伝わります。皆さんもそういう面接準備を是非して、是非質問で企業に「この人と一緒に働いていきたい!」と思われるようにしましょう。

 

名古屋住みの転職コンサルタント タカシ