名古屋の転職支援プロが教える転職ルール

名古屋で転職支援12年の経験を活かして、他では聞けない名古屋の転職にまつわる話を書いています。

【経営者、採用担当者向け】名古屋で20代を採用するには、選考日にちを変えるだけで成功できる

名古屋の転職コンサルタントのタカシです。

 

私のブログ、今まで求職者に向けた発信をしていたんですが、考えてみれば、企業向けに発信する視点を考えていなかったんですが、今後は企業側に対する発信もしていきたいと思います。

 目次

 

20代の優秀層を名古屋で採用しよう

 企業の採用の目的は1つ。優秀な人材を採用し、自社で活躍してもらうことですよね。一方、採用現場では、なかなか優秀な人材が採用できない。そもそも採用したい人材に会えないというお話があります。更に、新卒採用も難しくなっている採用環境なので、組織の年齢構成を考えると、20代を採用したいというニーズも多くいただきます。

 

しかし、現実には、20代が応募に来ない、応募は40歳以上が多い。面接に来ても魅力的な人に会えないというケースが多いかと思います。そこで、このブログでは20代を採用するために必要なことをお教えします。

 

20代の置かれている環境を知ろう

まずは採用する相手を知らなければ、採用できるはずがありません。そこで、20代の社員が置かれている環境を考えていきましょう。

 

1、日中に面接時間を作るのは難しい

 これは盲点だったのですが、今の20代は会社から予定ががんじがらめになっているケースが多いです。そもそも仕事を主体的に進めることは少なく、上司の指示、監視下等で動いているケースも多いので、仕事中に抜け出すことは難しいです。内勤はもちろん、営業であっても様々なスマホはじめ、情報端末がありますので、行動履歴を管理されていたり、自由な時間は少ないケースが多いです。行動もKPIで管理されていると、仕事アポの後に喫茶店でお茶することすら一苦労という事実。

 

また、これだけ働き方改革を求められると仕事の質も重視されています。そのため、面接時間を作ることで、自分の仕事にも支障がある時代です。そのため、面接を日中行うことはそもそも難しいのです。

 

2、親近感に好感、知らないに不信感

様々な商品のプレビュー内容が評価され、且つ、口コミが影響力を与える時代です。企業の評価も一緒です。転職会議等の口コミサイトでの評価は見ている前提で考えましょう。特にネガティブ情報は不信感をあおっています。口頭ではあまり気にしていないと言いますが、実際はずっと気にしています。一方、知人の紹介、友人のおススメ等近い距離間の人の情報は、絶対的に信頼する傾向が強いです。先日も転職相談に乗っていた求職者と数回面談を重ねて、応募する企業を志向に合わせて、優先順位をつけていて、いざ応募というフェーズで急に友人の紹介で知り合った企業に転職を決めましたと連絡をもらいました。僕の時間は何だったんだと思いましたが、身近な人の情報に比較すると、当たり前ですが、数回会ったくらいでは関係性はつくれない前提で考えた方が良いです。

 

会うための面接設定、懸念点をつぶす面接内容を組もう

1、面接日時は土日にしよう

面接に行く意欲があるなら、面接時間を作るのは当たり前という発想もありますが、あなたの企業が第1希望ではない限り、時間を作ることは20代の方にとっては、上記の通り、相当ハードルが高いです。今の景況感であれば、応募ハードルを下げる必要があるので、できれば土日開催にしましょう。業界によっては土曜日・祝日出勤の業界もありますので、ベターは日曜日です。平日夜という発想もありますが、自分でスケジュール調整しにくい20代は夜も、当日になってみないとわからないというケースが多いので敬遠されがちです。

 

最近、私が支援した求職者の方で、建築系の施工管理をしている20代中盤の方がいました。施工管理は数ある求人の中でも最難関採用職種です。その方は工事現場付で働いているので、土曜日も仕事、夜も業務の時間が読みにくいという状況でした。休みは日曜のみ。そのため、私の面談も日曜日に行いました。面談後、興味もっていただいたいくつかの企業の選考を進めることになったのですが、成否をわけたのは、面接日程日でした。応募する5社のうち、3社は多くの会社は働き方改革の影響や現場が休日出勤を嫌がり、土日の選考は一切受け付けてくれませんでした。是非、採用したい方だと書類選考では言っていただいていたにも関わらずです。

 

一方、優秀な方に会えるのであればと、日曜面接を快く受けていただいた企業の2社は選考に進みました。そして、彼は最終的に3回選考全てを日曜日に設定していただいた企業に内定を決めました。もちろん、面接日はきっかけでしかなく、転職者は企業に魅力を感じて、納得度も高く、入社を決めたのですが、上記3社については、休みを設定していないことが理由でそもそも採用したいターゲットに会うことすらできませんでした。

 

2、改善過程である事実を伝え、フォローする

 まずは自社の評価を知っておきましょう。受け止めにくいこと、事実と異なることも多く書いてあります。ですが、事実はどうであれ、求職者はそれを見て、面接に来ています。そのため、その評判のカウンターは面接で用意しておきましょう。この時のポイントは質問されたら返すのではなく、話を積極的にこちらから振って、ネットではこう書いてあるけど、実際はこうだよ!という話をオープンにするようにしましょう。求職者はネガティブな質問して印象を悪くなることを避けるため、普通は質問してきません。

 

もう一つのポイントは変化した実績を伝える必要はありません。変化の過程、課題に向き合っている事実、取り組み始めたことを伝えることでその疑念は払しょくできます。例えば、残業が100時間当たり前とコメントがあったとして、それに対する回答として、会社として全社で改善に取り組んでいる最中で、ゼロにはまだ正直なれていないけど、例えば、業務量を減らすために会議や資料減らして、残業時間が45時間までは減らすことが出来ていますという変化の事実を伝えることが大切です。その意思、変化、実態に対して求職者は共感していただけます。

 

 

まとめ

  • 面接は平日日中よりも、土日で実施しましょう
  • 口コミサイト対策は、変化の事実をこちらから説明しましょう

 

 もちろん、採用力は待遇、環境、立地等複合的な要素で決まりますが、いきなり会社の待遇は変えられません。まずはできることから、取り組んで20代の若手層を採用する努力をしていただくことが大切ですね。

 

名古屋住みの転職コンサルタント タカシ