【35歳以降で内定が出る人、面接に進めない人の違い】
こんばんは、名古屋の転職支援キャリアコンサルタントの金子玄です。
最近、35才以降での転職事例が増えてきたという話題は
ここ数年の顕著な傾向です。
転職大ブーム!崩れる「35歳転職限界説」 | 5日連続特集 異業界への人材大移動が起きている | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
転職成功者の4人に1人が35歳以上、人手不足が加齢を後押し | マイナビニュース
弊社でも今期を振り返ると、
35歳以上の転職支援実績が増えて来ました。
他方で、感覚としては、
相変わらず、35歳以上の転職は現実的には厳しいという実感値があります。
この乖離はなんでしょうか?
考えてみると、選考に進むのはごく一部の方なのですが、
その一部の方の決定率が若手と比較して高い。
その為、実感値としては厳しいという認識が変わらない
ということが言えると考えます。
つまりは、35歳以降の方は、
転職できる人とできない人の差が顕著ということです。
この差はなにか?
今日はこれに私見を述べていきたいと思います。
ポイントは3つあると思っています。
◆転職できる人とできない人の差
1、キャリアが積み上がっているかどうか?
前提として、中途採用は即戦力採用です。
その意味で、スペシャリストの方が市場価値は高いケースが多いです。
反対にキャリアがゼネラリストになっている方は
それが、ポリパレントにキャリアとして認められ、
機能すればよいのですが、
機能しない(キャリアとして積みあがっていない)方が多いです。
この判断材料の1つとしては、
キャリアがぶつ切りか、ストーリー性があるかでわかれます。
キャリアつまり、経歴にストーリーがある場合は、
多くの場合、積みあがっている印象を受けます。
ただ、ストーリーがあるキャリアの方は正直そう多くはありません。
自分でストーリが-あると思っていても、他社から見たら、
積みあがっていないケースも多いです。
つまり稀です。
2、職種の上に管理職が積みあがっているかどうか?
たまに管理職をスキルとしてアピールされる方がいますが、
個人的には管理職という役だけには市場価値はさほどないと考えています。
管理職は、職種との掛け合わせて、初めて価値を持ちます。
まれに、管理職をスキルとして持たれている方もいますが、
その場合は、その方にヒューマン的な魅力が非常にあり、
それとセットになっている場合が多いです。
なかなかそういう方はいらっしゃいません。
つまり稀です。
3、転職条件が多いかどうか?(希望条件の取捨選択ができるかどうか?)
これは、年代問わずに言える話ですが、
希望ばかり並べて、優先順位が付けられない人は転職できません。
年齢を重ねると、求人のそれはさらにシビアになります。
楽園な転職先はありません。
◆大切なのは先を見据えたキャリア形成
このブログを読んでいただけているメインの層は、
私と同世代か、20代の方が中心です。
つまり、そうならないために
今、何をしておくかが大切です。
面接に進めない方の多くは、
20代のときに、先を見据えた視点を持っていなかった傾向があります。
そして、35歳を過ぎて、気づいた時には、皆さんこうおっしゃいます。
「こんなはずじゃなかった」と。
古典的ですが、この言葉、ほんとよく耳にします。
残念ですが、
「時既に遅し」「後の祭り」です。
じゃあどうするか?は、ココでは書きませんが、
この視点を持っているか、持っていないかは
35歳以降に、大きな差となります。
若いうちはリカバリーが効きます。
はじめるなら、・・・でしょ!
関係ないですが、TVから消えない林先生は流石ですね。
それだけ、あの知識やプレゼン能力に希少価値があるんですかね。
では、今週も頑張っていきましょう!!