採用のこれからについて話をしよう(求職者編)
おはようございます!名古屋のキャリアコンサルタントの金子 玄です。
今日の名古屋は雨ですね。
あっという間の1月終了です。
早いものです・・・。気が付けば4月なんだろうな。
さて、採用について色々と考えを整理しています。
今回は企業、求職者、人材紹介業それぞれの立場で3回シリーズでお送りします。
今回は、第2回。
求職者視点で考えた採用のこれからについて書いていきます。
因みに前回の企業編はこちら。
求職者視点で考えるポイント4つ
求職者が考えるべきポイントは下記になると思います。
- 情報格差によって、転職先の選択肢が広くも狭くもなる
- 決断ができなくなる人が増える
- 求人過多の環境は続くが、やりたい仕事は増えない
- 景気減退期を意識した活動をする
1.情報格差によって、転職先の選択肢は広くも狭くもなる
ネットによるオープン化によって、さまざま情報は取得しやすくなりました。
そのため、情報格差はないんじゃないの?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私は情報格差はより拡がっていると思います。
確かに情報はたくさんありますが、
その情報を実際に取りに行くか、行かないかは個人差があります。
これは面談していて実際に差を感じています。
もう1つは情報を読み解く力があるかどうか?です。
情報の実態がわからないまま、
転職活動をとりあえず進めているという方は意外と多いです。
分かりやすいところで言えば、求人広告と人材紹介の違いすらわからないまま、
転職活動をしている人もここ数年増えて来ました。
確かに自分の目指す転職先を見つけるためには採用手段は何でも良いのですが、
それぞれには特性があり、一長一短があります。
ただ、それを分らずに進めている人は多いです。
即ち、『情報量』×『情報を読み解く力』によって、
情報格差は大きくなり、それは結果的に転職先の可能性の大きくも小さくもしています。
特に採用に関しては、日々新しいサービスが登場しています。
そして、非日常的なものであり、個別性の高い事例が多いので、
汎用化しにくく情報が咀嚼できないことも多いです。
そういう前提のもと、これから転職される方は情報収集を気を付ける必要があります。
2、決断ができなくなる人が増える
これは多様化がキーワードです。
現代は、価値観が多様化し、それに伴い自身の働き方も多様化しています。
企業側も様々な働き方を受け入れ、対応している流れになっています
時短社員のような働き方はもちろん、今後は副業もOKな企業も増えると思いますし、
残業は悪という世の中の流れにもなってきて、時間内に成果を上げることが求められるようになってきました。
その意味で、今後は自分がどういう生き方・働き方をしていきたいかという、意思表示が必要になってきます。
逆に何でも良いよ、皆と同じでいいよと思っていると、
多様性のない組織にしか入れません。
これは企業が変化していないことを意味し、
長期的な就環境としては、不安があるということを意味します。
そのため、このような世の中の変化に対して、自分自身の意志とそれに伴った決断・行動が求められるようになってきます。
つまり、自分で判断する軸を持たないと、決断できず、結局動けない人が増えるきがしています。
情報が増えることでこれからは決断できない人が増えると個人的には考えています。
3、求人過多の環境は続くが、やりたい仕事は増えない
少子化、求人過多の状況は今後もしばらく続くので、
よく自分がやりたい仕事も増えるだろうと思っている方がいますが、
それは勘違いで、求人が増えても自分がやりたい仕事が増える訳ではありません。
むしろ、2.で上げたように自分の意志が明確になればなるほど、やりたい仕事が具体化するので、結果的にやりたい仕事を見つけられるケースは減ります。
つまり、求人は増えても自分のやりたい仕事の就業チャンスが増える訳ではありません。
そのため、より日常的に情報のアンテナを高く持と、そのチャンスが来た時にきちんと掴めることが大切になってきます。
これもある意味1.の情報格差の1つかもしれません。
4、景気減退期を意識した活動をする
これは求職者に限らず、労働者全員に当てはまる話ですが、
個人的には一番の近くにおこるであろうことはこれだと思っています。
リーマンショック後、様々な方が転職市場に出てきましたが、
本人が望んでいないのに、転職市場に出てきた方々がいます。
それは、自身のキャリアが浅く、転職を余儀なくされた方々です。
企業視点でいえば、リーマンショックを機に、よく企業が筋肉質になったといいます。
これは事実ですが、違う視点で見ると、1人前になり切れていない人は、
会社から削がれたとも言えます。
つまり、まだローキャリアの方や異業界への転職されて、経験が浅い方は、
景気減退期には自分がその対象になりうる可能性を認識することが大切です。
危機感は人の成長速度を速めるので、この危機感がある方は、そういう対象になるケースは少ないですが、努力を怠った人は対象になりうる危険をはらんでいます。
該当する方は危機感を持って、焦ってください。
自分の身は、自分しか守れません。会社は守ってくれるものではないので、
気を付けましょう。
楽観視はできないよ!
以上が私がこれから求職者の方に起こりえるだろうことです。
あくまで個人の感想ですので、この内容について、一切の責任は負いませんので、予めご了承ください。
決して、楽な時代ではありません。
表面上は求人が溢れるので、楽に見えますが、実際はそうではありません。
高いレベルの情報のインプット、アウトプットを意識して、生き抜く力を付けていきましょう!
若輩者が長文失礼いたしました。
次回は最終回、我々、人材紹介の業界の、採用のこれからを考えていきます。
≪宣伝1:メルマガやっています≫
今年度からメルマガを週1回、配信しています。内容は、ブログ記事のアーカイブ、オープンにできない転職情報、セミナーのご案内等です。転職に特化した内容にはしていないので、転職の意志・有無にかかわらず、多くの社会人の方に登録いただいており、ビジネスマンに有益な情報提供を心がけています。
メルマガ登録を希望される方は、kaneko@r-4.orgにお名前、配信希望のメールアドレスを添えて、メールください。
≪宣伝2:無料転職支援サービス≫
私は、名古屋本社のR4CAREERという人材紹介会社でキャリアコンサルタントをしております。東海地区での転職をお考えの方はお気軽にご相談くださいませ。(事前予約制:平日9:00~22:00 無料)下記の弊社HPからエントリーください。