名古屋の転職支援プロが教える転職ルール

名古屋で転職支援12年の経験を活かして、他では聞けない名古屋の転職にまつわる話を書いています。

新卒採用のルール変更が中途採用にもたらす影響について ③への影響

名古屋の転職コンサルタントのタカシです。

 

今日のテーマは
経団連が新卒学生の就職活動の日程を決める
「採用選考に関する指針」の廃止を
決定したことに対する
中途採用への影響について書いていきたいと思います。

全3回シリーズ。 

 

第①回はこちら。

 

kanekogen.hatenablog.com

 

 

第②回はこちら。

 

kanekogen.hatenablog.com

 

 

そして、今回は第③回、最終回です。

テーマは、

・既存の中途採用

・人材斡旋マーケット

 のそれぞれの影響について書いていきます。

 

求職者視点での中途採用への影響

 

まず、既存の中途採用への影響は、

ほとんど変化はないと考えます。

 

そのため、

キャリア採用といわれる方々は、

今回のルール変更で、転職に不利になったり、

マイナスに働くことはありません。

 

反対に、

新卒採用、若手採用は難しくなっている流れなので、

若い方と接点を作れたり、動ける方は

仕事内容以外でアピールできるかもしれません。

 

なぜかというと、

採用が難しくなっている環境では、

リファーラル採用、いわゆる縁故採用に各企業が注力しているからです。

実際、ご紹介した社員には10万円とか支給する企業もあったりします。

 

そのため、今後は採用支援に長ける方は、

プラスの加点で 評価されるようになってくるかもしれません。

新卒‣第二卒系学生の集客は、集客構造が細分化しているので、

集客で副業ができる時代になるかもしれませんね。

 

話が少しずれてしまいましたが、

中途採用には新卒採用のルール変更には大きな影響はないので、

転職を検討されている方はご安心ください。

 

人材斡旋マーケットについて

 

斡旋は人材紹介ビジネスを指します。

これはいわゆる我々の商売についてです。

一見、関係ないのでは?と思われる方もいると思いますが、

商流のご参考にいただければ幸いです。

 

我々のマーケットには、

新卒採用領域の一部が中途採用に間違いなく置き換わってくるので、

基本的には、追い風です。

 

また我々は今のところ、中途採用の支援のみですが、

学生集客に対するルート構築もできれば、

新卒採用支援も人材紹介で行えるチャンスも増えると考えます。

実際、新卒斡旋マーケットとしてもだいぶ伸びている領域です。

 

一方で、学生は混乱し、そこに第2新卒も入り乱れるはずなので、

数年は前例がない為、バタバタと多少の混乱も起こるのではと考えます。

 

そのため、そういった混乱や、工数増大に対する疲弊から

相対的に、

新卒採用<中途採用

に力を注ぐ企業が増えると考えています。

 

第①回でもお話させていただいた中途シフトの流れであり、

第②回で記載した新卒、第二新卒の動きです。

 

世代間での心境ギャップを知っておかなければいけない

 

私が注力したいと思うのは、

ここ数年で生まれる変化です。

なぜなら、

この世代が30代に突入する5~8年後に、

この変化の時代の心境が、

転職にも必ず反映されるからです。

 

例えば、

リーマンショックを経験した就活生は、

その時の心境が後々にも反映されています。

採用されることが難しい時代でしたので、

慎重だし、企業への感謝も抱いている方も多いです。

30歳中盤に近づき、会社の核になっている社員も多いでしょう。

 

今のこの景況期の就活生はまた上記とは異なります。

伝えたいことは景況期の差によって、

世代間で、優秀か、非優秀かという良い悪いがある訳ではなく、

価値観、心境のギャップがあるのです。

この点を業界の人間は背景として

知っておかなければいけないと考えます。

 

まとめ

 

新卒採用と中途採用は、企業の方向性によって、

使い分けが必要な手段です。

なので、良し悪しはありませんが、

いずれにいしても、

新卒採用でも中途採用でも、

企業も求職者も双方が

納得値が高く、結果として定着率があがる環境に

今後なればと考えています。

 

ルール変更で仕事に前向きに取り組める人が

増えることを切に願っています。

 

 

名古屋住みの転職コンサルタント タカシ