この会社は安定していますか?と聞かれても私にもわかりません
2018.12.4更新
企業・個人双方支援のパートナー、タカシです。
このブログは、名古屋を中心に東海地区のみで、リーマンショック前の2007年から10年以上中途採用支援をしている私が、実際の面接現場、面談現場、採用現場を企業と個人の双方の視点から見て感じた内容を書いているブログです。採用に悩まれてる企業、転職を検討されている個人の考えのきっかけの1つになれば幸いです。
☆目次☆
会社が安定しているという先見の目は存在するのか?
さて、仕事上、求職者の方からは、「安定性」に纏わるキーワードの質問を良くいただきます。具体的には・・・会社は「安定」しているか?長く勤められる会社か?離職率はどれくらいか?将来性はあるのか?つぶれないか?伸びしろはあるか?確かにどれも大切な質問ですよね。心配ですよね。
しかし、残念ながら、答えは私もよくわかりません!
今はどうか?という切り口であれば、答えられますが、来週、来月、来年、5年後等の未来のこととなるとわかりません。また「安定」していたとしても、自分がそれを好き好んで出来ているかというと、また別問題です。単純に「安定」していればよいということでもありません。
未来に対してわかることと言えば・・・
未来に対して、わかる可能性があることととすれば、有事が起こった際に、それに向き合い、対応できる仲間が社内にいるかということと、それに耐えうる体力があるかどうか位かもしれません。個人的には安定よりも大切な判断基軸だと考えます。愛知は体力がある会社が多いように思います。
最近思いますが、「安定」を求めると何もできませんよね。動くことがリスクになってしまいますから。そうすると、必然と答えがない以上、前に進む決断をしにくくなります。ただ、この仕事をしてきて、選択せずに時間だけが経過し、後悔されている方をたくさん見てきたのも事実なので、選択をしないという結果が良いとはなかなか思えないのも正直なところです。
また、実際のところ、皆忙しいので、正直考える時間すらなかなか取れないので、選択ができないというよりも、「安定」とは何かを考える時間すら作れないという事の方が多いかもしれません。
決断に答えはありませんので、これからもこういう環境下で決断をした方の伴奏を企業も、求職者も双方に対して、共ににしっかり向き合っていきます。
それではでは。