業界の先行きが不安？いや、どの業界も明るい未来なんてないですよ！
おはようございます！名古屋のキャリアコンサルタントの金子 玄です。
今週末は末っ子の娘の2歳の誕生日。ということは、子が3人になって、もう2年ということ。あっという間というか、最近一番上の小3の息子の寝姿を見ると、でけーなって感じに成長しているし、今年度は長女の卒園式だし、何かと子供の成長を見ることが多いです。
で、ふと思うんです。子供たちが社会人になる未来はどうなるのかなって？データで確認するのは時間がかかるので、省きますが、今から一番下の娘が順調に仮に大学に行って、卒業するとすると20年後、2035年。日本はどうなっているのでしょうか？私は55歳。前回のブログでも書いたように、まだまだ働き続けなければいけない年齢です。
まあ、これからの日本に起こりうることで、誰しもがわかることでいえば、人口減少。少子高齢社会。2035年には3人に1人が65歳以上です。分かりやすく言えば、電車に乗って、席に座わり、右を見ると高齢者がいて、左を見ても高齢者が座っている状況です。もしかしたら、2035年はその高齢者を一緒に連れ添っているのは介護ロボットかもしれません。
人口減少、少子高齢化ということでいえば、多くの国内産業はより衰退しているでしょう。感覚的なもの言いで恐縮ですが、1部伸び続けている大企業はあるものの、多くの企業は右肩下がりで苦しい経営を迫られていると考えられます。そう、全体で見れば、どこも苦しいはずです。
他方で、この仕事をしていると、業界の先行き不安を案じて転職を検討される方がいらっしゃいます。しかし、前述の少子・高齢化で、その先行き不安は実はどこに居ても起こりうる話で、要は業界を変えたとしても、先行き不安は拭えないのです。ましてや、インターネットがここまで拡がりを見せてくると、1年前は勝者であった企業も、翌年には反転して落ちていくということも2035年にはもはやニュースにすらならない当たり前の話かもしれません。
ということを考えると、もちろん自立性も大切ですが、私はきたるべき時に自分が判断できる立場にいる、もしくは判断を検討するテーブルにいれるかどうかというのが大切だと思っています。その判断は会社を敷いては、自分の人生を左右するものです。それが会社の一方的な意思決定でそれに従うポジションで迎えることは避けたいと思っています。私はそこに行きつける可能性の高さという点で、中小企業で働く意義があると考えています。もちろん、起業も選択肢にあると思います。ただ、将来したいと漠然と言っていても成功するはずがないので、今の私は視野に入れていません。ただ、『結果、起業した』はあると思っています。
もはや大手企業だから安心という時代ではありません。確かに会社は安心・安定かもしれませんが、会社が安心≠そこにいる社員も安心という訳ではありません。ここを理解できていない人は、ぶしつけですがこれからの時代安心が、ある時急に不安に変わる日も遠くないでしょう。
まあ未来は誰にも分かりませんが、仮にそう考えて働くことに腹を括る人が増えれば、転職した方が良いという場面はこれから先もしかしたら、減っていくのかもしれません。もっと言えば、そうなれば、日本も持ち直すかもしれませんね。そんな日が来るといいな。
そういう社会にできる支援をしていきたい。改めてそう思っています。
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