転職における先行者利益とは?
こんばんは、名古屋の転職支援キャリアコンサルタントの金子玄です。
最近、朝起きるのがだんだんキツクなってきました・・・。
同じ時間、同じ車両に乗る人もキモチ変わってきたような・・・。
寒さに負けず、頑張りたいなと思います。
さて、今日は「転職における先行者利益とは?」と題しまして、
創業期、成長期の企業に転職して受けれる恩恵をポジションという観点で、
考えていきたいなと思います。
きっかけは、昨日ジャニーズのTOKIOが出ていた番組のトークで、
国分太一さんが、
「俺たちの時代はいい時代だったよね。冠番組持たしてもらって、新しいこともやらしてもらって。俺らより下の世代のグループはそういう機会すら与えられないもん。
だから、俺らに早く辞めないかなって絶対思っているよね(笑)」
と言っていました。
そこにリーダーこと城島茂さんが、
「けど、その分、ロケにチャレンジしたり、トーク番組を持ったり、新しいこともしてきたしね。」ともおっしゃっていました。
以前、お笑い芸人の方が、大御所の方たちに対して、
同じことを言っていました。
マーケットを作る難しさと、そこで得られる利益、
時間の経過とともに、競合も増え、競争も激化し、
気が付けば、恩恵は受けにくくなる。
この話はスマートフォンでも同じことが言えますし、
人材業界も同じことが言え、多くの事象で当てはまる話だと考えます。
さて、これを転職の場面に置き換えてみます。
規模が小さい、創業して月日が浅い会社に入ると、
会社の規模が大きくなれば、それに併せて、
ポジションを与えられるケースは多いです。
ただ、その後、人員が増え、成長が鈍化してくると、
新しいポジションは創出されず、
上にも上がるチャンスが減ってきます。
その時、上にいる人たちは自分たちで頑張って、
上がってきた成功体験があるので、
同じように努力して上がってきてほしいと思っていますが、
下から見ると、上がるポジションが実はなく、
認識に乖離が生まれ、モチベーションが低下しているということがあります。
ただ、当然、上の立場にいる人たちは、そこに行きつく過程で、
何度もチャレンジをして、またそもそも大きなリスクを背負って転職し、
今があるので、一概にどちらが悪いということではありません。
ただ、上位職、管理職志向がある方は、上記点を考慮すると、
リスクはありますが、
組織が固まっていない会社へ転職することが望ましいのでは、
と個人的には考えます。
いや、リスクは取りたくないということであれば、
現職や上記以外の企業で、
突き抜けた結果にこだわり、一点突破すべきに注力すべきと考えます。
国内マーケットがシュリンクしてくことを考えると、
中長期的は、上位職に上がっていくことは難しいことが安易に想定できますし、
管理職を目指す場合は、
今後はこの観点も持って転職先選びをする必要性があるかなと考えます。
転職先選びをする際には、
中期的な視点という点で、こういう考え方も一考する必要があるかなと考えます。